被爆80年にあたっての提言――「核兵器廃絶」と憲法9条 Ⅱ
本書を推薦します 日本被団協代表委員 田中熙巳
「人類の滅亡」を避けるために
「核兵器も戦争もない世界」を創るための共同を!
私はノーベル平和賞授賞式でこう世界に呼びかけました。
被爆80年の年にこの呼びかけにいち早く応えてくれたのが、
一貫して核兵器廃絶と憲法9条擁護のために取り組んでいる著者です。
本書に込められたその思いと信念が多くの市民の共感を呼ぶことを
強く望んでいます。
1冊頒価1,700円(税込・送料無料)
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〈目次〉
まえがき
序章 私たちは大きな分岐点に立っている―どのような「希望の世界」への道を選ぶのか
第1章 「核兵器も戦争もない世界」を創るために
- 田中熙巳さんのノーベル平和賞講演を活かそう
● コラム 被団協のノーベル平和賞受賞報告会と祝賀会
- 「はだしのゲン」と「原爆裁判」
- 「建国記念の日」と「原爆裁判」
- 能登半島地震から核廃絶を考える―運に頼るのではなく自覚的な危険回避を
- 八〇年前、広島と長崎に何が起こったのか⁉―自然災害との対比で考える
- 「有害な男らしさ」に基づく抑止力論―不断の努力とジェンダー平等の実現で克服を
第2章 憲法の平和主義で考える
- 「長沼ミサイル基地訴訟・自衛隊違憲判決50周年」を読んで
- 「新しい戦前」の渦中で考える
- 「安保三文書」と憲法の関係を考える一視点―「芦田修正」にも触れて
- 「厳しい時代に逞しく新しい闘いを」に応えるために
―伊藤真さんたちの「所信表明」への共感と注文
- 「市民連合」の選挙総括を読む
第3章 改憲、核抑止論に未来はない―政府や自民党との対抗
- 「多元的核の脅威」をどう乗り越えるか―市民社会の一員の素朴な感想と意見
- なぜ、日本政府は核兵器禁止条約に背を向けるのか―アメリカの友人の疑問に答える
● コラム アメリカのロータリークラブのメンバーとの会話
● コラム 「台湾有事」の正体―対中戦争の準備を止めよう
- 腐敗した自民党による改憲を許さない―「核の時代」でこそ九条が求められる
- 企業・団体献金は憲法上の権利なのか―企業・団体献金の禁止は民主政治の大前提
終章 誰と連帯するのか
あとがき
本書に寄せて 村山 志穂